プラチナセンチュリーとは
始まりは1978年「#3776」が発売され、2011年に「#3776センチュリー」として現在の形になりました。
この価格帯にしては大きいペン先に「#3776」とはっきり刻印され非常にカッコよくテンションが上がります。
3776という数字は富士山の標高を表し、最高峰の万年筆を目指したという由来があるんですね。
書き味は?
私が使っているのは字幅が”F”で細字です。
購入当初は純正のカートリッジでブルーブラックを使用していましたが、どうにも文字の色が薄く「使いにくい万年筆だな〜」というのが最初の印象です。
しばらくは使ったり使わなくなったりを繰り返し、メインではなくなっていました。
そんな時に、仕事で試験勉強をしなければいけない状況になり、大量に文字を書く必要が出てきました。
最初はボールペンやシャープペンを使ってましたが、手が疲れて集中できない状況に陥ることが多くなり、センチュリーを使ってみたところ、紙にペン先を乗せるだけで筆記できる万年筆の良さが発揮されメチャクチャ勉強が捗りました。
デメリットとしてインクの薄さは残っており、書きまくった後に読み返すのですが見にくくて仕方がありません。
もうカートリッジインクをやめてコンバーターを付けようと決心し、コンバーターを使ったところ全ての悩みが解消しました。
インクについてはまた詳しく載せますが、ペリカンのエーデルシュタイン(タンザナイト)です。
これによって、センチュリーは勉強にぴったりの万年筆へ変貌しました。
字幅はFでB罫のノートに記入で上の画像くらいです。手帳にもギリギリ使える字幅です。
ちなみにこの字幅はエーデルシュタインだからこの太さと思ってもらったほうがいいと思います。
以前使っていた純正カートリッジはインクフローも悪く、もう一回り細かったイメージです。
私と同じように薄さに悩んでいる方はエーデルシュタインオススメです。
ペン先が大きい割に先端の見晴らしが良いのもこの万年筆の特徴だと思います。
ペン先がしっかり見えるため殴り書きをしていてもなんとか読み返せる字で書けています。
ノートの上でペン先が滑るとサリサリと心地よい音で書いてる感がありやる気が出ます。
キャップをしていると先端が乾燥しない理由
スリップシール機構というもので、キャップを閉めていれば2年も乾燥を防げるのだそうです。
実際使わなかった時期が1年ほどありましたが、何も気にせずノートに書けたという記憶があります。
これは他の万年筆ではあまり見かけないかもしれません。
まとめ
最初はイマイチと思っていましたが、結果的に最高に書きやすい万年筆だということに気づきました。
購入しようか迷っている方へ後押しができたらと思います。
また、純正カートリッジでインクフローが気になっている方、ぜひコンバータへのチェンジをオススメです。