製図用のシャープペンシルは使いやすいけど、スーツの内ポケットに挿しておくにはちょっと…
そんな方にキャップ付き万年筆タイプシャープペンシルを紹介します
誕生から50年を超えたロングセラー
このケリーですが、ぺんてるのシャープペンの中で唯一キャップがついているシャープペンです
発売当時のチラシにはキャップが付いていることと少し太めのデザインで万年筆タイプと謳っていました
そんな中で、このケリーは1971年から変わらぬデザインで、しかも今だに月1万本近く生産している超ロングセラー
いつしか万年筆+pencilを組み合わせた万年CILという造語がメーカーホームページでも「万年CIL《ケリー》」と表記されるようになったようです
《公式HP》https://www.pentel.co.jp/products/mechanicalpencil/mannencil_kerry/
キャップ式シャープペンシルが良い理由
キャップ付きのシャープペンシルは珍しいようで、ぺんてるではケリーのみ
他にはトンボの「ZOOM505」もキャップ付きですね
このようにかなり珍しい部類になっていますが、実はとても優秀なんです
なんと言ってもキャップがあることでポケットに挿し込む時の安心感が抜群です
内ポケットの裏地を傷つけることも汚してしまうこともありません
最近は、芯が折れにくいものや芯が尖り続けるものなど様々な機能が付いたシャープペンシルが話題になりますが、筆入れの中に入っていてもいいけど、商談先のお客様の前で使うには少し疑問が残りますよね
万年筆のような見た目がスーツ姿に映えるのは容易に想像がつきます
また、このキャップがなんとも言えない「パチッ」という絶妙な音で閉ります
1971年発売当時のチラシには「パチン嵌合(かんごう)」と書かれており、嵌合の音にまで拘って作られていることが分かります
ペン先が削り出しのようなデザインで見晴らしがいい
先端の独特な形状は、まるで旋盤で削り出したかのような美しい曲線を描きます
キャップを外した時にこのペン先を見るとカッコイイと毎回思ってしまいます
芯をこの位出したままでもキャップが閉まるので、次の書き出しでノックしなくてもいいのが何気に助かります
まとめ
社会人になってから、スーツに合うようなシャープペンシルはないかな、と思って巡り会えたのが「ケリー」です
今後壊れても買い続けるシャープペンシルになると思います
ぺんてるさん、いつまでも作り続けてください
海外仕様では0.7mmも発売されています、少し太めが好きな方は0.7mmを求めてもいいと思います